ケトコナゾールでフケ防止

ケトコナゾールは副作用も少ない

ケトコナゾールはイミダゾール系の抗真菌薬で、いわゆるカビと呼ばれる真菌に作用して治療します。強い殺菌作用と幅広い抗真菌スペクトルで、主に水虫やたむしの原因となる白癬菌、カンジダ菌、マラセチア菌などの症状に処方されます。真菌感染症には皮膚に浸入して増殖する表在性真菌症と、体内の各臓器に定着して症状を現す深在性真菌症があります。日本ではケトコナゾールはクリームなどの外用薬だけが販売されているため、治療に使われるのは塗ることで効果が発揮される表在性真菌症のみとなります。爪の中に白癬菌が広がった場合は、その他の内服薬を選択することになります。つまりケトコナゾールの処方は、足に現れる水虫、性器に現れるカンジダ、いんきんたむし、頭部に現れるシラクモ、脂漏性皮膚炎といったものになります。処方された分をしっかりと使用することで効果が出ますが、塗りすぎると皮膚が荒れたりかぶれが起こる原因となるので、用法用量は守って使います。水虫などは患部以外にも真菌が広がっていることもあるので、患部から広範囲に治療薬を塗る必要があります。また真菌は角質層の中に入り込んでいるので、薬を塗ってから角質層の中にまで浸透するには数時間を要するため、風呂上がりや寝る前などに使用するのが良いとされます。ケトコナゾールは外用薬で皮膚に塗ることが目的のため、クリームやローションといったタイプがあり、副作用の問題はほとんどないとされ、軽い刺激が起こる程度です。肌が弱い人にはかぶれが起こる可能性もありますが、それ以外には問題が起こったという報告は出ていません。最近では濃度を薄めたケトコナゾール配合の薬用シャンプーというのもあり、フケやかゆみの予防、脂漏性皮膚炎対策として利用されています。